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質の良い睡眠の重要性について

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毎晩の睡眠の質と量は、私たちの生活に様々な影響を与えます。良質な睡眠は心身にポジティブな効果をもたらし、逆に睡眠不足は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

毎晩約8時間の睡眠を取ることで、心身の健康が改善され、様々な病気のリスクを軽減できることが分かっています。特に日本では、労働時間や通勤時間の長さから十分な睡眠時間が確保できていない人が多いのが現状です。

睡眠不足が続くと、体重増加、気分の変化、免疫力の低下、血圧の上昇、心臓病のリスク増加などの問題が起こる可能性があります※1。

 

睡眠の質を妨げる要因としては、仕事や人間関係によるストレス、身体の痛み、特定の病状、睡眠障害、服用している薬、寝室の環境などが挙げられます※2。しかし、これらの影響を最小限に抑えるための方法がいくつかあります。

まず、就寝時間と起床時間を毎日一定にする「睡眠習慣」を作ることで、睡眠の質を改善できます。日本の場合、平日と休日で生活リズムが大きく変わりがちですが、できるだけ一定のリズムを保つことが重要です。

 

次に、快適な睡眠環境づくりも効果的です※3。

 

具体的には:

室温を適度に保つ(夏は26〜28度、冬は18〜20度程度)

騒音を減らす

寝室からスマートフォンやテレビなどの電子機器を遠ざける

適度な明るさを保つ(夜は徐々に照明を暗くする)

 

また、日中の適度な運動も質の良い睡眠につながります。通勤時の歩行や階段の利用、昼休みのウォーキングなど、日常生活の中で体を動かす機会を作りましょう。

 

私たちが毎日行う選択は、将来の健康状態に大きく影響します。健康を意識した選択を重ねることで、より長く健康的な生活を送ることができます。上記の提案の中から、まずは1つだけ実践してみることをお勧めします。たとえば、寝る前にスマートフォンを見ない習慣づくりから始めるのもよいでしょう。小さな変化から始めて、徐々にその効果を実感していくことが、継続的な睡眠改善につながります。

参考資料

  1. Watson, S., & Cherney, K. (2023, February 14). 11 effects of sleep deprivation on your body. Healthline. Retrieved March 24, 2023, from https://www.healthline.com/health/sleep-deprivation/effects-on-body

  2. Higuera, V. (2019, July 16). What you should know about difficulty sleeping. Healthline. Retrieved March 24, 2023, from https://www.healthline.com/health/sleeping-difficulty

  3. National Institutes of Health. (2021, April). Good sleep for good health. Retrieved March 24, 2023, from https://newsinhealth.nih.gov/2021/04/good-sleep-good-health#:~:text=Good%20sleep%20improves%20your%20brain,stroke%20to%20obesity%20and%20dementia.

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